漢方薬・自然薬・一般薬・優良健康食品  大分県杵築市 『元気の科学を追求する』 くすりデザイン.
トップ | 病気の解説 | おすすめ商品 | ご注文 | お問い合わせ | リンク | サイトマップ | ブログ:花のかぜまる漢方堂
病気の解説 トップ
目の病気
女性の病気
皮膚の病気
体の痛み
内臓の疾患
神経症
循環器疾患
ホルモンの病気
その他の病気
がん(悪性腫瘍)
食養生



トップへ戻る





●目の病気●     
1、目の構造

角膜(かくまく)・・・眼球がい膜の1/6を形成する透明な膜。光線の入り口になる
強膜(きょうまく)・・・角膜とともに、眼球を形成する。カメラのボディに当たる。
虹彩(こうさい)・・・目に入る光の量を調節する。カメラの絞りに当たる。
毛様体(もうようたい)・・・毛様体筋の収縮(緊張)、弛緩によって水晶体の厚みを変え、網膜
   に像を結ぶように遠近調節をする。
脈絡膜(みゃくらくまく)・・・毛様血管とメラニンという茶色の色素に富み、網膜などへの栄養補
   給とカメラの暗箱に当たる。
網膜(もうまく)・・・カメラのフィルムに相当し、視細胞で光り(物の色や形)を感じ、電気信号に
   変換して、脳におくる。
水晶体(すいしょうたい)・・・カメラのレンズに相当し、毛様態と連携運動をとることによって、遠
   近調節をします。
硝子体(しょうしたい)・・・眼球の大部分を構成しているゲル状の透明な物質で、光を透過させ
   る。
眼瞼(がんけん)・・・カメラのシャッターにあたり、眼球を保護する。
結膜(けつまく)・・・眼球の露出部を保護し、眼球運動を容易にする。
視神経(ししんけい)・・・脳の視中枢に電気信号を伝えるケーブルの役目をする。
中心か(ちゅうしんか)・・・網膜の中で最も明視できる部分。
  

2、結膜炎・・・目は、直接外界と接触しているため、常に細菌や異物(ホコリや花粉など)と
  接触しやすくなります。
  通常は、涙に殺菌作用があるため問題は起こりませんが、
  侵入する細菌が多すぎたり、風邪や睡眠不足などで、体の
  抵抗力が弱くなると、涙の殺菌作用だけでは、間に合わなくなり、
  細菌が増殖します。このため、結膜が炎症をおこし、充血や眼ヤニが
  たくさん出てくるようになってきます。これが「結膜炎」です。
  
  細菌やウィルスが原因の場合は、患者の眼ヤニの中に、
  細菌がたくさんいます。このため、タオルを共用していると
  伝染しますので、注意が必要です。
  また、指などで両目をこすったりしていると、正常な目にも
  伝染しますので、指で目をこすらないことはもちろんですが、
  こまめに手を洗うようにしてください。
      
  また最近では、花粉や、化粧品などによって結膜炎を起こす人
  もおり、この場合を、「アレルギー性結膜炎」と呼びます。

3、角膜炎・・・角膜は、いわゆる黒眼の部分です。この角膜に
         炎症が起きたものを角膜炎といい、目に異物が
  あるように感じたり、光に敏感になりまぶしくて、目を開けて
  いられず、涙が出るようになります。

  角膜炎は、炎症の深さにより、浅いところで炎症を起こす
  表在性角膜炎深いところで炎症を起こす深在性角膜炎とに
  わけられます。(表在性角膜炎は、結膜炎、逆まつ毛、ビタミン
  B6の不足などが原因。深在性角膜炎は、梅毒や結核が原因)

  角膜炎のなかでも、一番怖いのは、細菌性角膜潰瘍(つき目)
  です。これは、角膜に傷ができたのち、その部分に細菌が
  感染して炎症が起きたもので、傷ができた後、2~3日してから
  症状があらわれます。
    症状としては、充血・目の痛み・視力障害などがあり、
  炎症部分に潰瘍がてき、ひどくなると、角膜に穴があいて、
  失明することがあります。

  角膜炎には、そのほかに、ヘルペス角膜炎や角膜真菌症などが
  あります。

4、麦粒腫(ものもらい)…涙には、リゾチームという溶菌酵素が
                含まれています。これがブドウ球菌などの
  病原菌を溶かす作用をもっているので、目を細菌の感染から
  守ってくれます。

  しかし、侵入してくる細菌の数が多かったり、病気や睡眠不足、
  疲労などから、免疫力が弱ってくると、これだけでは対処でき
  なくなり、炎症がおきて腫れや痛みがでてきます。

  この腫れや痛みが、まつ毛の付け根(しょう毛腺)におこり、
  膿を出すようになったものを外麦粒腫(ものもらい)とよび、
  おもにブドウ球菌によっておこります。
    また、同じまつ毛付近でも、瞼板腺にできたものを
  内麦粒腫とよびます。(瞼板腺は、しょう毛腺より、内側に
  あるので内麦粒腫とよびます。)
  ひどくなると、手術によって膿を出さなければならなくなります。

5、さん粒腫…瞼の裏にできる結節(内芽腫
         原因は、今のところ不明で、腫れたり痛みはありません。
         ふつうは、切開して中の膿をだします。  

6、白内障(白そこひ)・・・目の水晶体が、混濁し、白く濁ってきます。
                このため、ものがかすんで見えます。

  ●水晶体・・・白内障を理解するためには、まず、水晶体のことを
           理解しなければなりません。
  水晶体は、直径9ミリほどのレンズで、健康な透き通って透明です。
   したがって、水晶体には「血管」は通っていません。
   しかし、水晶体は生きていますので、栄養分が必要です。 栄養分は、
  毛様体と呼ばれる組織からだされる房水という液体の中に含まれて
  おり、これによって水晶体は生きていくことができます。

  ●白内障がおこる仕組み・・・水晶体という細胞組織が生きていれば、
          当然死んだ細胞や、栄養分の残りかす(老廃物)が
  出来てきます。ほかの細胞組織では、老廃物や死んだ細胞を
  静脈によって、吸収・排せつしますが、水晶体では、血管が
  ないため、これ等の老廃物があまり出ていかず、溜まりがちに
  なります。すると、もともと、透明だった水晶体は、濁ってきます。
  これが、白内障です。
  (これを、代謝障害による老化現象の老人性白内障と呼びます。
   このほかに、先天性、糖尿病性、外傷性などの白内障があります。)
  
  白内障になると、痛みや充血はありませんが、ものがかすんで
  見えます。濁りが進行すると、視力が低下してきます。
  あまりに視力が低下してきた場合は、手術で人工の眼内レンズを
  入れます。

  ●皮質白内障・・・水晶体の、淵の部分が濁っていく場合を、
             「皮質白内障」と呼び、大部分がこれに
  属します。生活には、あまり支障はありません。しかし、濁りが
  中心部まで及ぶと、視力が低下してきます。
  
  ●核白内障・・・水晶体の中心部が濁った場合をいい、視力が
            低下したり、視界が暗くなります。
  
  ●後嚢下白内障・・・水晶体の後ろ側(脳に近い部分)濁ってきた
               場合をいいます。この場合は、かすんだり、
  まぶしくなったりします。
  
  白内障にかかる割合は、60代から増え始め、
  70代では、3人に1人。80代では、4人に3人。90代では、ほぼ、
  全員が白内障になります。

7、緑内障(青そこひ)・・・眼球内の圧力(眼圧)が上昇して引き起こされる
                病気で、ひどくなると、失明します。
   
  ●緑内障がおこるしくみ・・・眼球の内部は、房水という液体で
                   満たされています。房水は、毛様体という
  組織から、わずかずつ常に分泌されています。
  
  房水の役割は、以下の2つがあります。
  ①水晶体や角膜に栄養分をあたえる。
  ②眼球が大気圧に負けて、しぼんで、しまわないよう、一定の圧力
   (眼圧)を保つ。

  栄養分を運び終えた房水は、角膜と虹彩(こうさい:光の量を
  変える組織)との境目の、隅角という場所を通り、シュレム管を
  通って毛様体静脈という血管へ流れこみ、排泄されます。

  眼圧が一定であるためには、眼球の中に入ってくる房水の量と
  、出ていく房水の量が一定でなければいけません。
  このバランスが崩れた時に、病気になってしまいます。

  外へ出ていく房水の量が多いと、眼圧が弱くなり、
  眼球は委縮します。
  この例は、少なく、むしろ反対に、眼球の中に入ってくる量が、
  出ていく量を上回ります。このため眼球の圧力が、高くなり、
  緑内障へとなってきます。

  最近では、眼圧は正常なのに緑内障になっている、
  「正常眼圧緑内障」が多くなっているようです。
  これは、視神経の乳頭部が弱くなっているためだと考えられて
  います。

  ●●●緑内症の種類●●●
  
  ●閉塞隅角緑内障・・・房水の出口を虹彩の根部がふさぎ、
                房水がうまく排出できなくなり、急激に
   眼圧が上昇する。
   自覚症状としては、突然の激しい頭痛、目の痛み、腹痛、
   おう吐などの症状がでる。
   そのまま放置すれば、短時間に失明する怖い病気です。
   
   生まれつきの素因を持った人や、中年以降の遠視の女性に
   出ることが多いといわれている。精神的疲労、睡眠不足、興奮
   なども誘因として考えられます。

  ●続発閉塞隅角緑内障・・・虹彩などの周囲部疾患に引き続いて
                   発生するものを、続発性緑内障と呼びます。
   ぶどう膜炎続発緑内障、血管新生緑内障、角膜移植後緑内障、
   小眼球症悪性緑内障などがある。

  ●解放隅角緑内障・・・緑内障に一番多いタイプです。閉塞性とは
                逆に、虹彩の根部は開いているが、肝腎の
   房水排出部が詰まっているため、流れが悪くなり、眼圧が高くなり
   発生すると考えられています。
   自覚症状に乏しく、徐々に視野が狭くなっていきます。

  ●正常眼圧緑内障・・・眼圧が21mmH以下と正常眼圧で
                あるにもかかわらず、緑内障を発症
   するものを正常眼圧緑内障と呼びます。
   これは、視神経の乳頭部の脆弱性が原因と考えられています。

  ●●●緑内障が進行するとどうなる?●●●

  緑内障は、眼球の内部を満たしている、房水という液体が、
  出口をふさがれるために、外へ出ていくことができず、その結果
  房水が眼球内部に溜まっていきます。この結果、眼球内の圧力
  (眼圧)が上昇していきます。

  そのまま放置すると、行き場をうしなった房水が、眼球の奥の方
  にある、視神経の先端の乳頭部を強烈に圧迫するようになります。
  このため、視神経が房水の圧力に耐え切れず、傷ついたりちぢみ
  きってしまうと、大脳に信号を送る通路が閉ざされてしまい、視力を
  失います。

  視神経は、数百万本という視神経から成り立っており、網膜に
  映った像を信号として大脳に伝えるという大切な役目をしています。

  現在、40歳以上の3人に1人は、緑内障だといわれています。
  本人が気がつかないことが多いので、定期的に「眼圧」などの
  検査を受けることが必要です。

  ●●●緑内障の検査●●●

  片眼が緑内障になっても、もう片方の目がカバーするため 、
  気がつかないことが多いようです。40歳以上の人は、1年に
  1回、少なくとも3年に1回は検査をすることが必要です。

  検査は眼圧検査、隅角検査、眼底検査、視野検査、
  視神経乳頭などがあります。

  ●眼圧検査・・・目の内部の圧である眼底を測定する。眼圧を
            下げることが緑内障の治療となるので、治療状況を
  把握するための基礎的な検査。
  
  眼圧は、1日のうちでも変動するので、病院受信時の眼圧が
  その人の代表的な眼圧とは限らない。外来での眼圧が低いにも
  かかわらず、緑内障の進行が止まらない場合には、他の時間帯に
  眼圧が上がっていることも考えられるので、24時間の眼圧の
  推移を測定する必要がある。

  ●隅角検査・・・緑内障の病型を決めるためにおこなう。
           
  ●眼底検査・・・視神経乳頭陥凹の度合い、網膜神経線維層
            欠損の有無、乳糖出血の有無、
            乳頭周囲脈絡網膜萎縮等を検査する。

  ●視野検査・・・ゴールドマン視野計などを使って、視野の検査を
           する。緑内障を発症すると、視野に異常が現れる。     

8、網膜剥離・・・網膜は、「神経網膜」「色素上皮層」の2枚重ねで
          できています。「網膜剥離」とは、このうちの
  「神経網膜」が剥がれる病気です。

  
  なぜ剥がれるか?というと、年とともに神経網膜が弱くなり、
  穴が開くとそこからゼリー状だった硝子体がしみ込み、
  「神経網膜」が、「色素上皮層」から、はがれるためです。
  
  また、硝子体と網膜が癒着して硝子体が網膜を引っ張って
  はがすような、穴が開いていなくてもおこる続発性剥離
  (増殖糖尿病性網膜症)もあります。

  いったん剥がれてしまった神経網膜は、当然栄養が行き届かず、
  組織は死んでしまいます。これが、眼球の奥(眼底)であった場合、
  壊死した網膜(神経網膜)の部分は、外からの光の情報を、
  大脳に伝えることができなくなり、視野が欠けて、
  見えにくくなってきます。
  これが、網膜剥離の怖いところです。

●緑内障の早期発見 2009,0721産経新聞●
 失明の原因にもなる緑内障の発症率の高さが遺伝子配列から判別できることを、京都府立医科大学大学院の田代啓教授(分子生物学)と木下茂教授(眼科学)の共同研究チームが初めて突き止め、21日に発表した。緑内障の早期発見はこれまで困難とされてきたが、田代教授は「発症率が簡単に調べられる血液検査システムの構築が期待され、早期発見に役立つ」としている。研究成果は、21日発行の「米国科学アカデミー紀要」に掲載された。(産経新聞)

9、飛蚊症・・・網膜は、神経網膜と、色素上皮層の2枚重ねで、
         できています。このうち、神経網膜の一部が破れると、
  出血する場合が、あります。この出血した血液が硝子体に
  混ざってしまうと、ゴミのようなものとして映像に現れます。

  これが、視線の動きに引きずられ、まるで蚊が飛んでいるように
  見えるため、飛蚊症とよばれています。見え方は人によって
  個人差があり、煤煙状やひも状に見えたりします。 

10、眼底出血

  ●●●眼底とは?●●●
  眼の中の、水晶体や硝子体は、透明で透き通っており、光を通す
  器官です。そのため、目の中をのぞくと、眼球に張り巡らされた
  血管の様子を見ることができます。

  眼底の網膜の中心部には、色を感知する錐体(すいたい・・視細胞の
  一種)が集まっており、ここを黄班(おうはん)といいます。

  黄班は、感受性の高いところで、文字を読んだり、色の違いを見分けたり
  するために、最も重要な場所となります。

  網膜の周辺部に行くに従って、色を感知する錐体は減り、かわりに、
  カン体という、明暗を見分ける視細胞が増えてきます。

  ●眼底出血・・・眼底出血は、おもに、網膜の出血を指します。
            単独で起こる病気というよりは、糖尿病や高血圧症・
  動脈硬化症などが原因となって生じるものです。そのほかに、
  腎臓病や貧血などが原因となることもあります。

  網膜周辺部の出血であれば、ほとんど自覚症状が
  ほとんどありません。(まれに、飛蚊症がでることがあります)
  
  しかし、大量の出血や黄班部での出血は、失明することも
  あります。これを防ぐには、原因となる病気の早期治療、
  血圧や血糖値のコントロールが必要です。
  

11、加齢黄斑変性症
  
  ●黄斑の役割・・・網膜の中で最も重要な部分は、ものを見る
              中心となる黄斑(おうはん)です。
  ものが見えるというのは、角膜、水晶体、硝子体と通ってきた
  光が、網膜に像を結ぶことによって可能となります。
  黄斑は網膜の中心部分にあり、さらにその中心を中心かといいます。
    黄斑は視力に最もかかわりが深く、色を識別する細胞のほとんど
  がこの部分にあり、ものを見るときの重要な役割をもっています。
  その大切な黄斑部分の組織が、加齢にともなって変化を起こし、
  様々な異常をおこした状態を、加齢黄斑変性症とよびます。

  黄斑に異常が発生すると、視力の低下が起こります。また、黄斑の
  中心部(中心かの部分)に異常が生じると、さらに視力の低下が
  激しくなります。
  
  ●加齢黄斑変性症とは・・・黄斑の老化にともなう変化によって
                   おこる疾患で、高齢者の失明原因の
  一つになっています。脈絡膜から発生する新生血管(脈絡膜新生
  血管)の有無で「滲出型」と「委縮型」とにぶんるいされます。
  新生血管は、もろくて破れやすいので出血がおこりやすくなります
 
  ●滲出型加齢黄斑変性症・・・20%がこのタイプ。危険度高い。
                     視力にもっとも関係する黄斑が
  悪くなるため、急激な視力低下や中心部が見えにくくなったりします。
  これは、活性酸素や老廃物のため網膜の下に異常な新生血管
  (もろくて、破れやすい血管)が発生して出血などを引き起こし(滲出型)、
  そのため視界の中心部が見えにくくなります。

  ●委縮型加齢黄斑変性症・・・80%がこのタイプです。加齢とともに
                     黄斑部が委縮していくタイプです。
  少しずつ視細胞が壊れていくため、病状の進行は緩やかで、視力は
  あまり悪くなりません。そのため、「白内障」と勘違いする人もいます。
  網膜に含まれる脂質が活性酸素によって酸化され、過酸化脂質となり
  それがさらに活性酸素を発生させ、さらには網膜の神経細胞の
  老化とが重なって、網膜の黄斑部を変性させるのではないか?と
  考えられています。

  新生血管が発生することもあるので、定期的な検査が必要です。
  とくに、片眼がすでに「滲出型加齢黄斑変性症」になっている場合は
  要注意です。

  ●加齢黄斑変性の原因・・・高齢者に多く発生することから、
                   黄斑、特に、網膜色素上皮細胞の
  加齢に伴う老化現象が主な原因と考えられていますが、まだ
  完全には、解明されていません。現在考えられている原因としては、
  栄養状態(ビタミン、カロチン、亜鉛などの不足)、遺伝、喫煙、
  高血圧、心臓病などがあげられます。

  多くは、50代あたりからその兆候が始まり、高齢になるにつれて
  症状がはっきりとでてきます。

  加齢黄斑変性症は、欧米人に多く、日本人には少ない病気と
  いわれていました。その主な理由としては、欧米人の目が
  日本人の目に比べて、紫外線などの光刺激に弱いためだと
  考えられています。(紫外線による、活性酸素発生が原因となって、
  目の網膜部分の老化を早める。)

  最近では、日本人でも発症数が増加しており、日本人の
  平均寿命の増加、油(特に不飽和脂肪酸)の取りすぎ、
  テレビやパソコンの普及による、光刺激を受ける機会が増加
  したこと・・・などが考えられています。

  光刺激を避けるためには、外出時に紫外線カットのサングラスを
  かけることをお勧めします。(とくに、お年寄りの方におすすめです)

  ●主な自覚書状
    ①中心暗点(中心部が見えにくくなる)・・・初期の段階では、
                              視野の中心が見え
     にくくなる。ものを見ようとすると、ぼやけて見えたり、黒く
     見えたりします。
    
    ②変視症(ものがゆがんで見える)・・・ものを見たりするときに、
                            一部がゆがんで見えます。
     簡単なチェック方法としては、障子のサンや方眼紙など、 規則
     正しくマス目状に並んでいるものを、片目ずつみていきます。
     もし、歪んでいるようでしたら、ひょっとしたら、黄斑変性症かも
     しれません。

    ③視力低下・・・初期段階では、視力低下は軽度ですが、
              黄斑変性症が進行すると、急激に視力が
     低下します。さらに進行すると、失明する場合もありますので
     注意がひつようです。

  ●日常生活の注意点
    ①早期発見、早期治療で視力は保つことができます。
    ②定期的に眼のチェックをしましょう。加齢黄斑変性症と
      診断された4割程度の人では、両眼に発症するといわれて
      います。良いほうの目も、定期的に検査しましょう。
    ③バランスのとれた食事、特に活性酸素対策を!
      カロチノイドやビタミンA・ビタミンCの摂取量が低いと、
      発症しやすいという報告があります。
      これは、活性酸素が原因と考えられているため、
      抗酸化作用のあるカロチノイドやビタミンAやCが有効と
      推測されるためです。(緑黄色野菜や牛乳・卵を摂りましょう)
     
      また、亜鉛の不足も関係があるといわれています。
      (亜鉛は、海藻、貝類、根菜類に多い)
     ④外出時、紫外線カットのサングラスをかける。
      紫外線をカットすることは、光に対する目の負担を軽減し
      活性酸素の弊害を防いでくれます。

12、ドライアイ
  ドライアイは、最近急速に増え続けている症状の病気です。
  健康な人の目の表面には、涙が薄い膜状に均一に広がっています。
  涙を均一に広げることによって、目の表面を潤し、角膜が傷つくのを
  防いでいます。

  ドライアイは、目を保護する涙が不足し、目の表面が乾いて、角膜が
  傷つきやすい状態(ドライアイ)になり、ひどくなると、角膜に無数の
  傷がつきます。
  また、ムチンの不足などによって、涙自体の成分が変化して涙の
  質が悪化して、ドライアイを引き起こすことがあります。

  ●涙の成分・・・涙は、水分、油分の2層からなり、水分にムチンが
            混ざっている。

  ●ドライアイの症状チェック
     ①目の渇き
     ②目が疲れる
     ③目がゴロゴロする
     ④ものがかすんで見える
     ⑤目が痛い
     ⑥理由なく涙が出る
     ⑦光を眩しく感じる
     ⑧目やにがやたらと出る
     ⑨充血している
     ⑩目がかゆい

  ●ドライアイの原因
     ①目の酷使・・・パソコンや携帯電話、テレビなどによるもの。
     ②乾燥・・・エアコンなどによって、部屋の空気が乾燥する。
     ③コンタクトレンズ・・・特にハードコンタクトレンズの長時間使用。
     ④加齢・・・年齢とともに、涙の分泌量が減ってきます。
     ⑤ストレス
     ⑥シェーグレン症候群やスティーブンスジョンソン症候群などによる
      重篤な場合もあります。この場合は、失明の危険もあります。
      
      シェーグレン症候群・・・唾液腺や涙腺(るいせん)などの
      障害により、口腔や目球が乾燥してくる病気で、自己免疫
      疾患の一つです。
      
      スティーブンスジョンソン症候群・・・皮膚や粘膜の過敏症である、
      多型紅斑の一種。原因は、ウィルス、薬剤の副作用、原因不明の
      場合もある。)
  ●ドライアイの対策と予防
      ①目を休める・・・睡眠時間を十分にとる。
      ②目玉の体操・・・目玉を上下・左右にうごかし、
        目の体操をする。
      ③蒸しタオルなどで、目を暖め、血行をよくする。
      ④目の周囲のマッサージ
      ⑤ビタミンAやC、ベータ・カロチン、血行を良くするものを摂る。
      ⑥ドライアイ用の目薬を利用する。
      ⑦部屋の湿度を保つ。
      ⑧コンタクトレンズを正しく使う。

13、ぶどう膜炎
  
●ぶどう膜とは?
      虹彩・毛様体・脈絡膜の3つを総称して、ぶどう膜と呼びます。
      ぶどう膜は、眼球全体を包みこむように広がっています。
      ぶどう膜炎とは、このぶどう膜の一部または、すべてが何らかの
      原因で炎症をおこすことです。
 
  
  ●ぶどう膜炎の症状
      目の充血・目のかすみ・視力低下・まぶしさ・飛蚊症・目の痛みなど。
      「発作」と呼ばれる重篤な炎症が急激に発症したり、白内障・緑内障・
      網膜はく離などを、合併することも多い。
  

  ●ぶどう膜炎の原因
      はっきりとした原因はまだわかっていませんが、昔から、
      ベーチェット病・サルコイドーシス・原田病の3つが
      「三大ぶどう膜炎」と呼ばれ、原因の約半数を占めていると
      いわれています。

      「三大ぶどう膜炎」のなかで、ベーチェット病だけは、他の
      サルコイドーシスや原田病と異なり、「ステロイド治療」が原則
      「禁忌」となります。
      そのほか、角膜炎と同様、細菌・ウィルス・真菌(カビ)・
      寄生虫(犬回虫)などの感染性のもの以外に、膠原病
      (こうげんびょう)・自己免疫疾患などの非感染性のものがあります。
      (ベーチェット病・サルコイドーシス・原田病は非感染性です)

     ベーチェット病・・・全身の皮膚や粘膜に発作性の炎症が繰り返し
      起こる慢性の病気。口内炎、外陰部の潰瘍(かいよう)、
      皮膚症状(ニキビのような、赤い斑点のあるしこり)などが
      あらわれます。
      このびょうきでは、血管や神経、腸に炎症がおこることがあり、
      その場合は専門の治療が必要です。

     サルコイドーシス・・・全身のいたるところに、特有の結節・肉芽腫
      (にくがしゅ)ができる。肉芽腫は、異物が生体内に入り込んだ際に、
      それに対する防御反応として、「異物」を隔離しようとする。
      この隔離によって生体を防御するために最大の効果を得ようとする
      活動が肉芽腫形成である。
      しかし、この肉芽腫そのものが炎症を引き起こしたり、周囲の組織を
      繊維化するので、特有の結節となって病気を発症する。
      ぶどう膜炎のほか、肺、心臓、脳、腎臓など様々な臓器に影響がでる。

     原田病(フォークト・小柳病)・・・脈絡膜の炎症症状が強いものは、
      「原田病」といい、虹彩・毛様体の炎症症状が強いものを、
      フォークト・小柳病という。
      自分の全身の正常なメラノサイト(色素細胞)を標的にする、
      自己免疫疾患です。特に、ぶどう膜には、このメラノサイトが多く、
      ぶどう膜炎のほかに脱毛、白髪、難聴、後頭部の痛み、皮膚の
      一部が白くなったり、関節リウマチなどでの手足の関節の腫れ・
      変形・こわばりなどがあらわれる。

  ぶどう膜炎は、目以外にも、さまざまな症状が現れ、とくに
    ベーチェット病やサルコイドーシス・原田病など免疫に関する全身の
    症状が出やすくなります。
    このため、眼科医院よりも、眼科を併設した総合病院での、定期的な
    受診をお勧めします。
                         
      

このページのTOPへ